甲状腺がんになる?
合成着色料「赤色3号」を与えたラットやウサギの一部に
甲状腺ガンが発症した、という研究が発表されました。
これを受けて、アメリカでは、食品と経口薬への使用をやめるとのこと。
着色料「赤色3号」 アメリカで規制へ(YAHOO!ニュースより)https://news.yahoo.co.jp/articles/81783bdd101dd9b9486bb8429d9c76437ab51646
「赤色3号」は、石油系のタールから合成される着色料で、
色の鮮やかさや持ちに優れているそう。
子どもが喜びそうな色鮮やかな食品によく入ってるので、母としては心配です。

子どもの行動障害を引き起こす?
米国カリフォルニア州では、子どもが日常的に赤色3号を摂取すると
注意欠陥多動性障害(ADHD)などの行動障害を引き起こす可能性があるとしています。
また、赤色3号よりも発がん性が低いと言われている「赤色40号」についても、
子どもの行動や注意力に影響があるとして、
公立学校の給食への使用を禁止しているとのこと。
日本は大丈夫?
消費者庁は「安全上特段の問題はない」と発表しています。
日本では、一人当たりの摂取量が極めて少なく、
また、人間が対象の研究では甲状腺がんにならない、との指摘も。
なので、日本で今すぐ使用が制限されることはなさそうです。
赤色3号が使われている食品
日本での摂取は少ないとはいえ、小さい子どもに食べさせるのは少し不安…
という方もいらっしゃるでしょう。
次のような食品に含まれることが多いので、食品表示をチェックしてみてください。
- 菓子(焼菓子、洋菓子)
- アイスクリーム
- レッドチェリー
- かまぼこ
- 福神漬
- その他缶詰
赤・ピンクの色合いが鮮やかなものは要注意です。
赤色3号が使われていない食品
以下のものには使用が禁止されていますので、この中から食品を選ぶと安心です。
- カステラ
- きなこ
- 魚肉漬物
- 鯨肉漬物
- こんぶ類
- しょう油
- 食肉
- 食肉漬物
- スポンジケーキ
- 鮮魚介類(鯨肉を含む)
- 茶
- のり類
- マーマレード
- 豆類
- みそ
- めん類(ワンタンを含む)
- 野菜
- わかめ類
お菓子が少ないですね。
スポンジケーキにマーマレードを塗るしかないか…
化粧品に入ってる?
アメリカでは、30年以上前から赤色3号の化粧品への使用を禁止されています。
しかし、日本では、口紅や入浴剤に使用されているとのこと。
化粧品に使用した場合の赤色3号の安全性について、20年以上の使用実績がある中で、
- 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
- 眼刺激性:詳細不明
- 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)
という結果となっていることから、化粧品配合量および通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えらえています。
けれど、米国で30年以上にわたって禁止されている実態を見ると、小さい赤ちゃんのいるご家庭では、少し心配になってしまいますよね。
まとめ
赤色3号は、日本でピンク系のお菓子や食べ物、赤系の口紅や入浴剤等に使用されていることが判明しました。
なるべく安全性の疑わしい添加物を摂取したり触れたくないという方は、ぜひこの記事を参考にパッケージ裏の原材料をチェックしてみてください!
それでは〜(^ ^)